開発者 ピート・エゴスキュー博士からのメッセージ

ピート・エゴスキュー Pete Egoscue
解剖生理学者。
身体構造の機能について研究し、その成果を基にカリフォルニア州サンディエゴに、1978年からエゴスキュー・クリニックを開設。
彼の運動療法は、仕事、スポーツ、事故、加齢など、さまざまな原因からくる慢性的な筋骨格系の痛みを治療する方法として、世界中で賞賛を受ける。
特に、数多くのスポーツ界のスーパースターからの信頼が厚い。
1969年、ベトナム戦争で負傷した私は、病院船の集中治療室に横たわっていました。
寝たきり状態が長いこと続き、ある日、自分がまっすぐ立つことも歩くこともできなくなっていたのです。
一般的には、ケガをしたら休むことが、最良の治療法だと考えられていますが、体を使わなければ筋肉は確実に衰えていくことを、私はこのときに身をもって体験しました。
その後、私はあきらめずに努力を重ね、自分でリハビリの方法を模索し続け、徐々に回復し、体の機能を取り戻していきました。
この体験から私が学んだのは、人間の体とは本来どのようにできているのか、何を真に必要としているのかということです。
私たち人間は、自分の体の中にある自己治癒力を高め、痛みから解放される力をすでにもっています。
しかし、残念なことにそれを知らず、自ら動くことをやめ、体を使うことを怠り、ただただ痛みに苦しみあえいでいる人々がなんと多いことでしょう。
私たちは動くために生き、動くことで生きているのです。
「体を動かさない生き方」とは、徐々に死に近づいていくこと以外の、何ものでもありません。痛みの根本的な原因を取り払うために、治療法そのものを見直す必要があるのです。
私たちは他人に、自分に代わって、食事や睡眠、排便をしてもらえません。
それと同様に、他人に痛みを感じてもらったり、病気になってもらったり、あるいは痛みをとってもらう、自分の病気を治してもらうことは不可能なのです。
それなのに、多くの人は、自分の体の痛みや病気の原因を他人に治してもらおう という、間違ったおかしな幻想をもっています。
じぶんの体のことは、すべて自分に責任があります。
ですから、自分で根本の問題を解決し、痛みをなくし、元気になるしかないのです。
それは何も難しいことではありません。
とても簡単な運動を行うことで、
薬も、手術も、ギプスも、特別な器具や機械も必要なく、
また、何人もの医者や治療家に相談することもなく、
自分の力のみで自分をよみがえらせることができるのです。
私はアメリカのカリフォルニア州、サンディエゴ市にクリニックをもっています。
そこには、今まで何万人という人々が訪れ、皆、さまざまな痛みから自力で自分を解放してきました。
しかも、痛みだけではなく、失ったと思っていた健康の喜びを再び見いだし、自分の人生さえも見事に好転させています。
痛みというのは、実は「体の何かがおかしい!原因を早く解決して!」という、
「体の異常を知らせてくれるメッセージ」です。
ところが、非常に残念なことに、私たちは痛みを「悪いこと」とみなしています。
しかし、人間の体という、「驚異的に見事に作られたマシーン」の基本的な特徴をよく理解し、歪んだ体をエゴスキュー・メソッドで本来の正しい姿勢に戻せば、痛みはいとも簡単に消えてしまうのです。
ピート・エゴスキュー

約40年前、医者に見放された寝たきり状態の負傷兵が生んだ画期的なリハビリ法エゴスキュー・メソッドのルーツはベトナム戦争のさなかにまでさかのぼります。
1969年、生みの親である運動生理学者、ピート・エゴスキュー博士は、ベトナム戦争で大けがを負い、機能不全により寝たきりの生活を余儀なくされました。
数々の治療を受けるも改善の見込みはなく、医師にも見放される中、博士は「自分の身体は自分で守るしかない」という意志のもと、誰の手も借りず、動かせる部位から筋肉の再教育をスタート。
最終的に以前と変わりない生活を送れるまでに回復することに成功したのです。
その後、博士は運動生理学者として、運動生理学・解剖学・生物学の研究に没頭。
自らを救ったリハビリ法を、医療現場での適用と実証実験などの課程を踏んで、誰にでも簡単に実践でき、効能を得られる『エゴスキュー・メソッド』へと昇華させました。

その後、彼はサンディエゴにクリニックをオープン。
スポーツや事故、加齢、そしてオフィスワークなどの現代的な生活・・・
さまざまな原因からくる慢性的な筋骨格系の痛みを、エゴスキュー・メソッドによって解消しています。
スポーツ界のスーパースターたちや全米中の人々から信頼を得、世界中に広まる革新的な解消法として認知され始めます。
現在、サンディエゴのクリニックは、エゴスキューアメリカ本部へ。
10万人を超える人々を救ったその療法は、
ゴルフ界の帝王と謳われるプロゴルファー ジャック・ニクラウス氏や、
クリントン元大統領のコーチング講師を務めた世界的コーチング指導者アンソニー・ロビンズ氏など、
要人たちからも推薦の声が上がるまでになりました。
そして当然ながら、米国医学界からも大きく注目される存在になりました。
その後、エゴスキュー・メソッドは世界各地に公認の支部を設置するに至ります。
平成19年、腰痛大国と呼ばれる日本にも、支部であるエゴスキュー・ジャパンが誕生しました。
腰痛に悩む方を一人でも多く救うべく、セラピーや講演会、自宅でどなたでもエゴスキュー・メソッドに取り組めるDVDのリリースなどを通じて、このアメリカ生まれの解消法の普及につとめています。

